犬や猫と同じように、爬虫類も体調を崩すと病院での治療が必要になります。
しかし、リクガメなど爬虫類を取り扱っている動物病院はあるのか、どうやって生体を連れていけばいいのか難しいですよね。
この記事では、“リクガメと動物病院への行き方”について記載していきます。
リクガメの体調不良
異変を感じたら動物病院へ
飼育している生体に異変を感じたら、速やかに動物病院へ受診したほうが良いです。
調子を崩してしまうとあっという間に悪化し、最悪の場合は命を落としてしまう可能性もあります。
生体にとっては病院への移動も体力的負担になってしまうため、体調が悪化してしまう前にプロによる受診と対処することを心がけましょう。
例えば、こんな症状を確認したときは受診されることをオススメします。
- 目を瞑ってじっとしていることが多くなった
- エサを食べる量が減った、または食べなくなった
- うんちに寄生虫を発見した
- 鼻水をしている
- 血が出ていたり甲羅が割れたなど外傷を発見した
- 目が赤い
- など
飼育者の勘が大切
朝起きておはようとエサを与えるとき、学校や仕事から疲れて帰宅したとき、水の交換やメンテナンスを行うとき、寝る前のあいさつなど、飼育されているみなさんは毎日欠かさず生体と触れ合っています。
そんなみなさんが感じた異変や勘は、他の誰かでは分からないもっとも信頼できる大切な判断材料となります。
爬虫類専門の動物病院
爬虫類専門の動物病院は少ない
犬や猫を取り扱う動物病院と比べて、爬虫類専門の動物病院は数が少ないです。
「爬虫類 種属名 動物病院 地域名」などといったネット検索をかけて見つけるか、他の爬虫類飼育者から良い動物病院を聞いておくなど方法があります。
信頼できるかかりつけ医を探しておく
生体の体調が悪化してから病院を探し始めると対処が遅れてしまいます。
もしものときにすぐ受診できるよう、信頼できるかかりつけの病院や獣医をあらかじめ探しておくことをオススメします。
病院への連れて行き方
みなさんはどのようにして生体を病院へ運んでいますか?
移動中の温度や湿度、振動など、いつもと違う環境は生体にとってストレスが大きいです。
速やかに優しく運んであげることも重要ですが、生体を入れて移動するボックスの環境づくりも重要となります。
移動ボックスの環境づくり
実際に私が行っている移動ボックスの環境づくりを紹介します。
1. ボックスの用意
まずは生体を入れるボックスを用意します。
私の場合、100円均一でも購入できるタッパーに空気穴をあけて使用しています。
2. 床材の用意
普段ケージ内で使用している床材をそのままボックスへ入れています。
キッチンペーパーや新聞紙などでも問題ないかと思いますが、
リクガメはニオイにも敏感なため、なるべくストレスを与えないように普段から使用している自分のニオイがついた床材にしています。
3. 温度と湿度管理
温度は、床面や側面にあらかじめ温めておいたカイロを外側に貼り保温を行っています。
床面や側面の全てが熱くなってしまわないよう半分ずつ保温するなど温度勾配を心がけています。
インドホシガメなど湿度が必要な場合、床材をお湯で湿らせるなどして保湿を行っています。
床材の全てがびしょびしょに濡れていると体が冷えてしまう場合もあるため、半分の量の床材を湿らせるよう心がけています。
温湿度計もセットし、移動中もこまめに確認しながら管理を行っています。
4. 保温バッグ
さいごに、保温バックにボックスを入れ完成です。
保温バックは、生体のお迎え時にも便利に利用できるため、持っておくことをオススメします。
移動方法
移動時間は生体にとってストレスとなってしまいます。
可能な限り短い時間かつ温度の変化が影響しない方法を模索しておきましょう。
メリット:エアコンで温度操作もできる
デメリット:シートに直接置くと不安定で振動も大きい(助手席で持ってくれる人がいると良い)
メリット:比較的到着時間は安定する
デメリット:人も多く障害を気を付ける必要がある。また、冷房による温度変化の影響を受けやすい。
メリット:人や障害が少ないルートを選択しやすい。
デメリット:気温による温度変化の影響を受けやすい。
おまけ

この記事の投稿日前日も動物病院へ行ったばかりでした。
私の場合、電車15分と徒歩15分で片道30分くらいです。

歩くときさ、もっと振動気をつけてよ!
寝てられやしない!

ごめんごめん。気を付けるね。

あとソファとかポテチとか、もっとくつろげるものも用意してよ!
まったく気が利かないんだからうちの飼主は!

育て方を間違えたかな…?
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