リクガメの性別見分け方|インドホシガメのオスとメスを見比べ解説

リクガメの飼育方法

あなたのリクガメはオス♂ですか? メス♀ですか?

リクガメを飼育していたり、これから飼育するとき性別は気になりますよね。

ここでは6つのリクガメの性別見分け方性別クイズと合わせて、わが家のインドホシガメを例に記載していきます。

リクガメの種類によって多少の違いはありますが、雌雄判別の参考になればうれしいです。

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6つのリクガメの性別見分け方

まず、6つのリクガメの性別見分け方について、わが家のインドホシガメを例に記載していきます。

オス♂は童顔で攻撃的・メス♀は強面でおとなしいなど、“表情や性格で判断” する方法もありますが

ここでは甲羅の形など “誰が見ても一律に判断 ”できる方法を紹介します。

リクガメの種類によって誤差はありますがご参考ください。

体型

体型は、オス♂が細くメス♀が丸めになります。

種類にもよりますが、メス♀は体内で卵をつくるためオス♂より丸く体も大きくなる傾向があります。

腹甲の凹み

オス♂は腹甲が凹みます

交尾する際にメス♀に乗りやすくするため、このように変形します。

肛甲板の開き方

肛甲板は、オス♂はV字型メス♀はU字型になります。

メス♀は卵を産むために、オス♂よりも肛甲板が広めに変形します。

尻尾の太さと長さ

尻尾は、オス♂は太くて長くメス♀は短いです。

オス♂は生殖器を持っているため尻尾が太く長くなり、普段は巻くようにして収納されています。

総排出腔の形と位置

総排出腔は、オス♂は長く外寄りにメス♀は丸く内寄りに位置します。

メス♀は産卵がしやすいような位置と形に、オスは後尾がしやすいような位置と形に変形しています。

臀甲板の形

臀甲板は、オス♂は交尾がしやすいよう内側へ巻かれるように変形します。

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クイズ:このリクガメの性別は?

リクガメの性別見分け方について解説してきましたので、ここで応用編。

ムタのかいぬし
ムタのかいぬし

クイズです。

このリクガメの性別はオス♂メス♀どちらでしょうか。

  

5 …

  

4 …

  

3 …

  

2 …

  

1 …

  

※ 生殖器部分にはモザイク処理をしています
ムタのかいぬし
ムタのかいぬし

正解は…、オス♂でした。

腹甲の凹みもなく尻尾も短いためメス♀だと思った方は多かったんじゃないでしょうか。

当時、たくさんの読者さまやフォロワーさんからもメス♀とご意見いただいており、実際私もそう思っていました。

糞をいきむと同時に生殖器が出ていたの発見し、めでたくオス♂が確定しました。

最近では尻尾が長くなってきており、急な方向転換にびっくりです。

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リクガメの性別が分かるタイミング

成体前の性別判断は極めて困難

リクガメの性別は、基本的に成長しきった成体サイズまで成長していないと最終判断が難しいです。

クイズで紹介したように、メス♀だと思っていた個体の尻尾がいきなり成長しオス♂だと判明することも少なくありません。

こういう背景もあり、メス♀が確定した個体の価格は少し高価になるんですね。

ムタのかいぬし
ムタのかいぬし

飼育したいリクガメの性別が決まっているなら、性別が確定している成体サイズでのお迎えをオススメします。

目安は生体サイズの1/3〜1/2

「性別の最終確定は難しくても、ある程度の目安は知っておきたいなぁ」という方は、

成体サイズの1/3〜1/2くらいで一旦の目安となりやすいため、上記した見分け方でチェックしてみてください。

性別の目安くらいにはなるので、日々の飼育の楽しさにもなるかと思います。

成体していなくても四肢を甲羅に押し込んで生殖器の有無を確認する手法もありますが、これはリクガメの大きなストレスや事故にもつながってしまうため控えましょう。

あくまで販売や繁殖、獣医といったプロの方々だから安全に実施できる手法なので、私を含め素人の方々にはオススメしません。

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