リクガメ飼育において紫外線(UVB)ライトは必需品です。
でも紫外線ライトってたくさん種類があって大変ですよね。
ここではリクガメと紫外線の関係性、紫外線ライトの種類解説、わが家でのレイアウト例について紹介していきます。
紫外線ライト選びのご参考になればと思います。
リクガメと紫外線(UVB)の関係性

リクガメは日光浴によって紫外線(UVB)を浴び、体内でビタミンD3を合成しカルシウムの吸収を促進、甲羅を形成し成長します。
つまり、太陽光が届かないケージの中でリクガメを飼育するためには、紫外線ライトが必須になります。
紫外線(UVB)ライトの種類
では、タイプ別に紫外線(UVB)ライトについて紹介していきます。
リクガメの種類によって必要な紫外線量も違えば、ケージサイズなど飼育環境によって用意できる形状も変わってきますので、ライト選びの参考にしてください。
小型蛍光灯タイプ

小型蛍光灯タイプの紫外線ライトは、集中的に紫外線を投射できることが特徴です。
幅60㎝のようなそこまで広くないケージで使用すると良いです。
小型といえば「スパイラルタイプ」と「小型蛍光灯タイプ」などありますが、ここでは小型蛍光灯型の方をオススメします。
わが家のカメたちは、小型蛍光灯型を使用するとライト下で気持ち良さそうに日光浴をする回数が増えました。

インドホシガメのような森林や亜熱帯に生息するリクガメには、こちらのUVB値が低めのライトをオススメします▼

砂漠やサバンナに生息するリクガメには、こちらのUVB値が高めのライトをオススメします▼

また、ライトをむき出しのまま使用すると光効果が分散し薄れてしまったり、人が見るときも眩しく目にも悪いです。
合わせてこのような専用クリップとカバーを使用すると、光効果も集約し人が見ても眩しくありませんのでオススメです▼
直管型蛍光灯タイプ

直管型タイプの紫外線ライトとは、一般的な蛍光灯の形をした幅が長いものです。
広範囲に紫外線を投射できることが特徴で、幅90㎝以上など少し大きめのケージでの設置に最適です。
小型タイプよりも効果的で、設置できるスペースがあればこちらの直管型蛍光灯タイプのご使用をオススメします。

インドホシガメのような森林や亜熱帯に生息するリクガメには、こちらのUVB値が低めのライトをオススメします▼

砂漠やサバンナに生息するリクガメには、こちらのUVB値が高めのライトをオススメします▼

上記レプティサンT5を利用するにはこちらの専用ソケットカバーをご使用ください▼
非常に薄くコンパクトで、ケージ上でもケージ内でも設置するのに便利でオススメです。
※24インチは一番人気のサイズで在庫切れや高騰しやすいので、購入の際はご注意ください。
水銀灯タイプ

水銀灯タイプの紫外線ライトとは水銀を用いたライトで、強い紫外線と同時に熱も投射できることが特徴です。
つまり紫外線ライトと保温球がひとつになった便利なライトのイメージです。
紫外線量が強いため、砂漠やサバンナに生息するリクガメへのご使用をオススメします。
専用ライトカバーはこちらです▼
メタルハライドタイプ
水銀とハロゲン化金属をかけ合わせて発光させるライトをメタルハライドランプ(略称メタハラ)といいます。
高輝度・省電力・長寿命が特徴で、他の紫外線ライトよりも高価ではありますが使用期間や電気代などを踏まえると、最も効果的で安価な紫外線ライトといえます。
高輝度で紫外線量も多いため砂漠やサバンナに生息するリクガメへのご使用をオススメします。

メタハラについては私自身使用したことがなく、ここまでの情報となります。
飼育しているケヅメリクガメ用に導入も検討していますので、しっかりと自分でレビューしてから別途記事でまとめようと思います。
ナチュラルライトとは
紫外線ライトについて検索していると、ナチュラルライトというものも目にしますよね。
ナチュラルとは可視光線(UVA)のことをいい、紫外線(UVB)は投射しないライトとなります。
自然下でも、紫外線が一定に降り注いているわけではありません。
ナチュラルライトの目的は、そんな自然な明るさを紫外線ライトとの併用で再現することです。

自然な明るさを再現することで、リクガメも色鮮やかに映し出されます。
必ずしも必要というわけではありませんが、紫外線ライトとの併用もいかがでしょうか▼
紫外線ライトのレイアウト例
わが家での紫外線ライトのレイアウト例をご紹介します。
紫外線ライトのレイアウト例


心がけているのは、明暗のメリハリ
自然下でも紫外線が一定に降り注いているわけではありませんので、
日光浴ができるバスキングスポットと日光が行き届かないリラックススポットをはっきり分けてレイアウトするよう心がけています。
わが家ではそうすることで、バスキングスポットで日光浴をしてリラックススポットで寝転ぶといったメリハリのあるサイクルをつくることができましたのでご参考ください。
何時間点灯すればいいの?
紫外線ライトの点灯時間は、自然下同様の12時間を目安にするとよいです。
生体の様子をみながら、夏や冬など季節に合わせて点灯時間を変えるのもよいでしょう。
わが家では私の生活サイクルも考慮して、紫外線ライトは朝7:00〜夜19:00の12時間点灯するよう設定しています。

毎朝晩、手でOn/Offするのは手間ですよね。
そんな方には、タイマーで点灯作業を自動化できるコチラの商品がオススメです▼
タイマーだけじゃなく、保温器具と繋ぐことで温度管理も自動化することができる優れものです。

紫外線(UVB)計測器
さいごに、紫外線量を計測するために紫外線測定器を持っておくこともオススメします。
とはいえ、高性能なものは価格も高くなかなか敷居が高いですよね…。
そんな方には、コチラの無印良品から比較的安価な測定器が販売されていますのでそちらもご紹介します。
簡易的なものなので精度は低いですがだいたいの目安を計測する分には十分な金額ですし、自分用として外出時に持ち歩くにも大変便利です。
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