ケヅメリクガメは、世界で3番目に大きくなる大型のリクガメです。
野生下ではどのように過ごし、飼育下ではどんな暮らしをしているんでしょうか。
ケヅメリクガメの生体と魅力について記載していきます。

私もケヅメリクガメを飼育しています。
まだ10㎝ほどですが、どんどん大きくなるので
これからのリクガメライフが楽しみです。
ケヅメリクガメとは
名前 | 和名:ケヅメリクガメ |
英名:African spurred tortoise | |
学名:Geochelone sulcata | |
分類 | リクガメ科 リクガメ属 |
生息地 | アフリカ大陸(砂漠周辺や乾燥したサバンナ) |
サイズ | 飼育下:50〜70㎝前後、野生下:60〜80㎝前後 |
食性 | 植物食(主にイネ科、多肉植物や果物も食べる) |
寿命 | 50年前後 |
飼育難易度 | ★★★★★(丈夫だが、大型なため飼育スペースの確保が大変) |
世界で3番目に大きいリクガメ
ケヅメリクガメは、世界でも3番目に大きくなる大型のリクガメです。
生息地のアフリカ大陸では最大種で、最大長甲80㎝以上にもなります。
ちなみに、1番がガラパゴスゾウガメ、2番がアルダブラゾウガメ。
前脚のウロコが大きく発達し、甲羅のフチが反り返っているのが特徴です。
野生下では、その前脚や甲羅を使って穴を掘って涼んだりして過ごしています。

大きさといいウロコといい、恐竜のような迫力ですね。
ケヅメリクガメの3つの魅力
ここからは飼育下の様子を見ながら、ケヅメリクガメの魅力を記載していきます。
魅力① 迫力ある大きな体
育つ環境の違いから、飼育下の個体は野生下の個体ほど大きくはなりません。
それでも50㎝は越えて成長しますので、それなりの大きさと迫力になります。
そんな大きなリクガメが家の中にいると、なんだかワクワクしちゃいますね。
魅力② 食欲旺盛
体が大きい分、食欲も旺盛です。
小松菜1束なんかペロッと食べてしまう様子を見ていると爽快です。
食欲が旺盛なら、運動量も多いです。
公園へ行けば思う存分日光を浴びて動き回り、野草も食べることもできて一石三鳥です。
きっと犬の散歩とは違った楽しみ方もできるでしょう。
その際、毒草を食べてしまわないように気を付けましょう。
また食べた分、糞尿の量もそれ相応です。
リクガメはトイレを覚えないため、人間用のオムツを履かせている飼主の方も多いです。
オムツをしている姿もギャップがあって微笑ましいですね。
魅力③ おしりの蹴爪
後ろ足の付け根に左右2本ずつ、大きなウロコがあるのも特徴です。
鳥の蹴爪に似ていることから、ケヅメという名前の由来になっています。
歩くたびにプリプリと揺れるのが可愛らしく、迫力とのギャップに癒されます。
飼育における注意点
スペースと費用は計画的に
幼体で販売されていることも多いですが、5年もすれば50㎝程度まで大きくなります。
はじめはケージでの飼育も可能ですが、大きくなると部屋ひとつ飼育スペースにしたり、暖かい季節は広い庭で飼育するくらいの覚悟が必要です。
飼育用品やエサ代も掛かりますし、場合によっては治療費も必要になります。
幼体のときは屈指の可愛さを誇り手の届く価格で販売されているため、勢いで購入してしまいそうになりますが、一度冷静に考えることが大事です。
結石になりやすい
結石になりやすいことでも有名なリクガメです。
原因となるたんぱく質を多く含む人工フードは控え、葉野菜を中心とした食生活をこころがけましょう。
水分補給や代謝を上げるために週1〜2回程度の定期的な温浴も効果的です。
運動不足にならないよう庭や公園など広いスペースで散歩させるもの良いでしょう。
ケヅメリクガメ紹介
私のケヅメリクガメ
実は私もケヅメリクガメを飼育しています。
まだ10㎝ほどの大きさで、特殊な遺伝種なため体が白いことが特徴です。
⬇︎ コチラの記事で詳しく紹介しています ⬇︎

リクガメ大好き!私も飼育してる!飼いたくても飼えない!という方は、
私が四苦八喜しながら飼育していく様子を見守って楽しんでいただければと思います。
りくタロさんのケヅメリクガメ
本記事では、Twitterでご提供いただいた写真を多く使用させていただいています。
大事に飼育されている大きなケヅメリクガメです。ぜひご参考ください。
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